ドラゴンクエストモンスターズ3

【評価 /10】
6点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
モンスターズに求める育成とバトルは楽しい


テリーのワンダーランドからモンスターズに関わり続けているTOSEが開発。
ストーリー進行においては戦闘の歯ごたえあるバランスや、育成、配合の楽しさは安定した面白さがある。
たくさんのモンスターを育成しスキルを伝承させ、特殊配合を見つけて上位のモンスターを作っていく楽しさは辞め時を失う。



【不満点】
遊びやすさや繰り返しの配慮がかなり薄い


ロザリーの塔がベース基地なので4階建ての縦構造のため出入りがめんどくさい。
2階が違う世界に行く部屋、1階が外に出る部屋、配合は地下になっている。
ルーラが使えない場所もあり、さらにロードも長いので繰り返すとかなりストレス。
ある程度は慣れるのだが世界観を優先した結果でた不満という感じ。

スカウトのテンポが悪い。リソースが減ったのが原因だと思うがテリーSPを遊んでこちらをやると餌の効果が激減しており(テリーSPではほねつきにくを投げただけでスカウトが60%上がる)ランクがAになってもDのやつも気楽に仲間に出来なかったりと面倒な育成をして捕獲専用のパラメーターを持つモンスターを作る手間がある。

戦闘やスカウトでかなり重要な敵の残HPやバフの状況がわかりづらいのはかなり困る。
過去作はバフが切れたときに切れたという表示を出している。


バースト


本作で入った仕組みピンチになると低確率で発動する。
①与えるダメージが増加(約1.5倍)
②受けるダメージが減少
③行動回数が1回増加
この3つが同時に発動して数ターン続くというとんでもない強さになって不利な局面をひっくり返す仕組み。
大問題なのは、これを敵も使って来るという事。ラスボスも使って来る。
なので強敵と緻密に戦ってる最中に相手がバーストしたらほぼリセットというしょうもない理不尽展開になりやすい。
そもそも、コツコツ育成をして戦略を組み立てるゲームなのにこういった運要素を強烈に入れてそういった部分をうやむやにするのはどうかと思う。
100歩譲ってストーリーのみ味方が使えますは救済処置みたいな感じでアリかなと思う。


安っぽい作り


すぎやまこういちさんの名曲をただ流しているだけ、効果的な使い方がされてない。トレジャーズの時と同じ印象。
アート面も3DSで出しましたと言われても違和感がほとんどない。ドラマシーンの演出やマップなどしょぼく感じてしまう。



DLC商法


一度獲得したモンスターを獲得出来るダンジョンが有料や、やりこみ的な装備がもらえるダンジョンなど有料になっている。
露骨な切り分け商売になっている。

ストーリー


※ドラクエが好きすぎるおじさんの愚痴みたいになってます。
本作はドラクエ4のラスボスであるピサロが主人公の物語。
今までのような子供時代IF的な「俺はポケモンマスターになる!」みたいなオリジナルストーリーではなく、
「もしもの物語である」というのは前提としつつ、ドラクエ4の本編の裏話的な感じで、本編の時間の流れと平行してピサロが魔王になっていくストーリーになっている。

ドラクエ4では描かれていないピサロとお母さんが人間に追われる姿や、本編各章のボスだったピサロのてさきとかピサロナイトとか部下達がどうやって仲間になったのか?とかも描いている

めっちゃよさそう!ってなるじゃないですか?
そうです。これ本当に素材は一級品ですよ、最高のストーリーゲームになりえたんです…

そもそもピサロって誰?って人のために、原典であるファミコン版ドラクエ4の時は敵としてのみ登場していて、勇者の村を滅ぼし、魔王として君臨している噂の存在で、後半大好きなガールフレンドのロザリーを人間に殺されちゃってあったまきたから自我も捨てて最強の化け物デスピサロになって世界滅ぼしてやる!そして勇者とラストバトルみたいな感じでした。

その後、PSのリメイク版で死んだロザリーを時の砂で時間を戻して救う事によって、実はピサロの腹心のエビルプリーストってやつが黒幕で、ピサロをはめて自我を捨てた怪物にしていて、それを明かす事でピサロが仲間になって一緒に黒幕を倒すっていうご都合展開が追加されました。

これファンには賛否がありまして、さっき言った通りピサロって勇者の村滅ぼして幼馴染も殺してるんですよ、クリア後も勇者の村は救われず結構切ない終わり方するんですけど、ピサロははロザリーが助かってる立場で、自分が滅ぼした勇者の村に立ち寄ると「俺は後悔してない信念にもとづいてやったまでだ!」とかほざく始末で、一部ドラクエファンに嫌われてるんですよね。まあそれは俺は別に良いです、そういうキャラなんで。

でね?ピサロさん魔王が仲間になるっていう熱いキャラだし、イケメンだし、今後もいろんなゲームに出してガチャに入れたり活躍してもらわなきゃいけないですからね?セフィロスみたいな人気キャラになって欲しいですからね?この嫌われている風潮を払拭すべく、本作このピサロさんの知られざる過去や信念をしっかり描き直してイメージアップかな?と思うじゃないですか?

むしろもっと悪くなりました。

このモンスターズ3でやった驚きのイメージアップ戦略はなんと!

新キャラのピサロのお兄ちゃんが
「俺はデスピサロだ~!」って言いながら勇者の村滅ぼしてました~ピサロやってなかったです~


は?

実はこの後すごい長文を書いたんですけど、愚痴が長すぎるのと全てのネタバレみたいになってたんで消しました(笑

ずっとこんな感じなんですよね。矛盾があったり緻密に描くべきことが描けてなかったりで、キャラの心情も行動指針も共感できず物語がぐらぐらしてるんですよ。だから登場人物がアホみたいに見えてきちゃう。

個人的には、きっちりピサロにはピサロなりの理由があったって人間への憎しみを描き切ってダークファンタジーにした方が良かったと思うのよ。子供向けのモンスターズでここまでやるか?ってビルダーズ2みたいにのちに評価されるくらい。

このゲーム、タイトルロゴ真っ黒でダークですよって始まり方してそこからお母さんと放浪して虐げられるシーンになるんですよ。そのあとも、人を憎むエピソードが折り重なって、このストーリーの中で出会うモンスターたちもそういうやつらが多くてそれが徒党になって魔王軍になり、人間を滅ぼす流れになって勇者の村もしっかりそういう仲間で滅ぼして、勇者と因縁が出来てさ。
このストーリーを見た人達が彼らなりにやる理由がちゃんとあった、ピサロの子分たちもこんなやつらだったんだ…ってわかって後にドラクエ4やったら心が抉られるくらいきっちり描き切ったほうが絶対いいドラマになったと思うんだよね。ラストオブアス2みたいにしよって話。

そんなことがあったけどロザリーは人を信じようとしてピサロに共存を求めてきて、出会った人間と仲良くなって少しだけ希望を見出してさ、ピサロの心がほどけていって、ピサロお前あんなひどい目にあったのに人を信じるのか!
プレイヤーはみんなピサロ好きになっちゃう!ってなったほうが良かったんではないか?ベタだけどそれでいいよ

マスタードラゴンと決別したり、勇者パーティーとニアミスしたり熱いシーンもあるのよ~~

素材は最高だったけど
全然調理が上手く出来なかった感
子供向けにしなきゃいけないとか大人の事情もあったんだと思うけどね?本当に惜しいからこそ残念でならないんです。



【結論】
〇おすすめする人
・ストーリーはどうでもいいからモンスターがやりたい人


×おすすめ出来ない人
・ドラクエ4のスローリーに思い入れがある人





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テーマ : ゲーム
ジャンル : ゲーム

御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~

【評価 /10】
7点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
非常に丁寧に作られたカジュアルアクション


KONAMIの『がんばれゴエモン』開発スタッフが多く在籍するグッドフィール。
ヨッシーウールワールド、毛糸のカービィなど任天堂のタイトルを中心に開発している。
プロデューサーであり社長の蛭子悦延さんはエビス丸のモデルらしい。
そんなコアな人たちが作る完全新作アクションゲーム。

ゴエモンの精神的続編と噂されていたが、実際どうだったのか?
ちなみに自分はニューゴエモンシリーズ以外は全て所持しているくらいゴエモンシリーズが好き。

本作はゴエモン同様和風SFな世界で、おとぎ話の世界が現実に存在するもしもの日本が舞台となっている。
一寸法師の「すん」が日本全国が邪悪な祭りに支配されている!と四国の狸に相談してくる所から物語がはじまり、
主人公豆狸のバケルがその討伐に抜擢され、桃太郎や金太郎などのヒーローの力を借りながら日本全国を開放する旅に出るという物語。

47都道府県全てをステージに落とし込んでいるボリュームは驚異的でご当地ネタを入れた和風SFステージは遊んでいてとても楽しいし、ひょっとこ仮面の敵が襲ってきたり、巨大ロボに乗って戦うなどゴエモンファンにはにっこりな要素がたくさん入っている。

じゃあただのゴエモン復活なだけのゲームなのか?というと任天堂のタイトルを経験している所も関係するのか物凄く丁寧に作られていて品質が高く、変身要素による多彩なアクションやパリィやジャスト回避、レース、シューティング、パズルなど3Dアクションゲームで考えられる遊びをこれでもかと詰め込んだボリューム感万人にオススメ出来る作品に仕上がっている。


収集要素


アクションゲームとして難しいボスを倒すとか難しいアクションを達成するみたいな部分のやりこみではなく収集要素がやりこみになっている。各ステージには3つのおみやげと5つのうんちくが隠されていてそれをコンプリートするのがやりこみ目標になっている。

うんちくは大人が聞いてもへ~~って言ってしまうような内容で子供だましではなくステージを進めるうえでの楽しいエッセンスになっている。


【不満点】
アクション強度がもう少し欲しい


ゴエモンはそれなりに難しいイメージがあるのだが、それに比べるとかなり遊びやすい印象。
任天堂タイトルで考えてもヨッシーウールワールドや星のカービィスターアライズよりの簡単なアクション。
子供や気軽にアクションを楽しみたい人には強くおススメ出来るのだが本格的なアクションを楽しみにたい人にはちょっと退屈に感じるバランス。




【結論】
〇おすすめする人
・ゴエモンが好き
・任天堂品質の3Dアクションがやりたい


×おすすめ出来ない人
・アクション性が高い難しいアクションがしたい



テーマ : ゲーム
ジャンル : ゲーム

スーパーマリオRPG

【評価 /10】
9点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
無駄のない完璧なデザイン


スーパーファミコンの名作であり、任天堂とスクウェアのTOPクリエイターがコラボした奇跡の作品。
現在活躍する世代のクリエイターが影響を受けた作品として名前を上げる事も多くそんな伝説のRPGを改めて遊んで見た。

こんなゲームレビューなんてものを穴倉で20年くらいやっているのだが、そんなことを始める以前学生時代に純粋に遊んで楽しかったゲームで「キャラクターがかわいくてテキストが面白い」「コラボ的にはネタっぽいけどRPGとしてもめっちゃ良く出来てたよな」というイメージくらいだったのだが、改めて遊んで見るとあまりに完璧なゲームデザインに感心した。


ビジュアル


当時を踏襲した形でフィギュアを動かしているような感覚で素晴らしいクオリティ。全体のデフォルメ感が歴代最高クラスじゃないかなと思ってしまうくらい好み。本作ではイベントシーンや大技演出などがムービーになっていて当時のFFの召喚獣や必殺技の演出に通ずる感じがとても良い。


アクションとRPGの融合


マリオのアクション性とファイナルファンタジーのRPG要素が無駄なく混然一体になっている奇跡のデザイン。

・フィールド
クォータービューのタクティクスオウガのようなフィールドでマリオを自由に動かして敵を踏んづけたりブロックをジャンプで叩いてコインをとったりできる。マップ内ではマリオを遊んでいるような感覚でジャンプで高い所を渡ったり、ギミックを解く仕掛けがあったりとRPGの移動の退屈さをマリオのゲーム性で解消している。


・戦闘
フィールドでマリオをやりながら敵シンボルに当たるとエンカウントバトルに遷移する。当然ただのRPGではなくマリオらしくアクション性があり、攻撃と防御に必ずジャストで押す事で効果が大きくなるアクションがある。これが今回のリメイクで追加された『大成功』『チェイン』『合体技』によってより面白くなっている。

マリオたちの攻撃は装備した武器によってアクションがガラっと変わりジャストのタイミングが変化する+敵も当然モーションが多彩で変化するため戦闘はほどよい緊張感が常にある。さらにその成功をし続けることでチェインというものが発生しバフが乗っていくのでこのシステムだけで退屈なエンカウントバトルが簡単なのに退屈にならない素晴らしい戦闘になっている。

さらに成功を重ねるとゲージが溜まって戦闘に出しているキャラクター3人の合体技が発動する。これは戦略的なものという寄り気持ちい大技という感じで演出もとても良い。

戦闘中に入れ替えが入ったことで、全員で戦うというバトルにしてくれたのも嬉しい点。


ストーリー


時代にそぐわない一部変更部分はあるものの、ほぼ完ぺきな移植。かわいい世界観に癒される。その後moonを作るラブデリックの開発者さん達のフレーバーを感じる魅力的なテキストとストーリーは大人が遊んでいても凄く楽しい。名シーンの数々がムービー化しているのも嬉しいポイント。

クリア後のやりこみ


全てのボスが強化されてそれを倒した先に隠しボスも追加されていてそれに合わせて装備の追加などもある。



【不満点】
新しい試みは小さめ


追加要素の多くは原作を殺さず無駄なく良い所だけを伸ばしているものでコンセプトとしては賛成。
全体としてみるとリマスターに近い限りなく原作そのままのリメイクなので、まったく新しいものを求めている人向きではない。


ボリューム


クリアまで10時間前後でもう一度ボスと戦うような要素はあれど、トライエースのゲームみたいな何周もするとかめっちゃ育てて長時間楽しみたいという人には向いてない。忙しい社会人などにはオススメで個人的にはちょうどいい。




【結論】
〇おすすめする人
・マリオも90年代のFFも好き
・RPGを普段やらない人
・短い時間面白いRPGがやりたい

×おすすめ出来ない人
・何十時間もやりこむRPGではない




テーマ : ゲーム
ジャンル : ゲーム

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